外出から戻ったら台所の換気扇がほぼ落ちていた。備え付けの棚の一番下の板に螺子で固定されたタイプの換気扇で、一本を残して抜けてしまって、斜めに大きく傾いている。 螺子穴を見る限り、同じところに挿してもきっと上手く留められないだろうと思われる。直すとしたら棚板に新たに補強用の板を足すような処置が必要に見えた。
困った。非常に面倒臭い。
連れが「管理会社に電話して直してもらわないとね」と言う。勿論それは分かっているのだが、このいかにも汚れ果てた台所に他人を招いてどうして修理など依頼できようか、というのが落ちかけの換気扇よりも逼迫した課題である。
これはもう、神か仏か何某かが「いい加減にお掃除をしなさいな」と啓示されたもうたのだろうと思うことに決めて、シンプルに観念して、掃除を開始した。
猫に畳を毟られるのを避けるために居間に敷いていたが、その後 期待通りにボロボロになったので畳んで隅っこに置いていた。10cm四方程度になるように鋏で刻んだ。
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この傘とても好き。段ボールが堅牢であったため長らくそのままにしていたが、水に浸けたら柔らかくなったのでようやく捨てられそうだ。
猫の毛と油でベタベタになっていた。湯と洗剤を掛けて磨いたらさっくりと綺麗になった。これでまた一つ、我が家からあの子の「いた」形跡が無くなって少し寂しく思う。
難敵。堆積した埃と油でヘドロ化している。ともかくひたすら油と戦う洗剤をまぶして磨いていくと、段々人間が引き続き使っても良さそうな程度には改善した。
7年前にここに引っ越してコンロを設置する際、汚れに備えてアルミホイルを敷いていた。しかし定期的な掃除なんてしてこなかったものだから、今となっては裏目も裏目で、張り付いたり張り付いたまま風化したり果てはヘドロと一体化したりして簡単には剥がせないボスキャラと化している。これは数日を覚悟したい。
さて落ちかけの換気扇。油と埃の塊を取り除いた後、連れの提案で紙紐を使って応急処置的に上の棚にくくり、落下防止を施した。これでもうしばらく掃除の時間を取れそうだ。
壁や窓の油汚れも取り除かねばならない。流石に今日の今日では無理だろうから、今週中に何とかしたいところ。
右手親指がサムズアップできないくらいには手を酷使したので、明日の仕事に差し支えそうである。
何とかなれ。